金馬車 世安店様（熊本県 熊本市）

熊本県の福徳開発は今年創業40周年を迎える老舗企業。熊本に4店舗、鹿児島に２店舗のホールを展開している。これまで「地域に役立つ存在」を店舗づくりのコンセプトに、地域の防犯活動や通学路の見守り、祭りやマラソンといった催し物への協賛など様々な地域貢献活動を行ってきた。

「人を大切にする」という想いは設備面にも。昨年12月にグローリーナスカの賞品保管機『ＪＫ‐500』を導入。『ＪＫ‐500』は賞品の払出しを
業界最速の2・1秒にスピードアップし、正確かつ安定した性能はそのままに迅速な交換業務を実現。投出口を従来の7カ所から15カ所に増やすことで、最大150枚の賞品を一度に投出する。
専用の賞品ケースを使用することで、納品されたケースを機内へダイレクトに装填。賞品をカセットへ入れ替える、機械へ入庫するという、従来必要だった２段階の作業を削減する。
「大量交換の際にもお客様を待たせることがなくなりましたし、従業員の作業負担も減りました。従業員満足と顧客満足の2つに資する製品として期待しています」

閉店後も賞品を機内に残したままにする「残置運用」も可能となった。在庫計数機能を使えば機内の在庫を把握できるため、一度入庫した賞品の取り出しは不要。シフト交代時や閉店後の棚卸し確認は在庫計数のボタンをタッチするだけ。これにより、カウンター業務を極限まで減らすことができる。収納量が3600枚と大幅に増えたため、事務所やカウンターでの予備保管も不要に。1日の賞品交換をカバーでき、営業中の補充作業をなくしてくれる。
「従来、2人で約1時間程度かけていましたが、『ＪＫ500』を導入したことで、1人で20分程度の作業で済むようになりました。単純に1日で90分くらい削減できた計算になります。空いた時間で、カウンター回りのデコレーションやお客様の出迎えなどに時間をかけられるようになりました」

セキュリティ面の向上にも役立つ。保管機のメイントビラには鍵穴のない電磁ロック方式を採用。ＩＣタグ認証による開錠と操作履歴の確認によって高いセキュリティ性能を担保。開錠信号の出力によってホールコンピュータを経由し監視カメラでの追尾も可能だ。
「ただでさえ人手不足ですし、今後は機械に任せられる部分は機械に任せて、人にしかできない集客のためのアイデア、企画などクリエイティブなことに時間を割り振っていければと考えています」と山部課長は今後を見据えている。