GOGOアリーナ天神店様(福岡県福岡市)
コンパクトなセルフカウンターを実現
全国的にセルフPOSの運用が拡大するなか、省スペースでフレキシブルな運用を実現するグローリーナスカのコンパクト賞品保管機『JK-C500』が市場に導入。この製品を導入した『GOGOアリーナ天神』様では、省スペースと省力化に貢献している。
「MJアリーナ」などのブランドで福岡県内10店舗、大分県で1店舗の計11店舗を運営するMJグループ(本社:福岡市)が8月8日、『GOGOアリーナ天神』をグランドオープンした。それまで『MJ天神Ⅰ』『MJ天神Ⅱ』と隣接して2店舗に分けていた店舗を統合。2店舗合計593台あった遊技機台数を27台減らして566台に。台間や島間を広く取り、ゆとりのある遊技環境を構築した。大分県日田市で創業し、60年を超える歴史を持つMJグループは1969年にこの地で同社4店舗目、福岡県内で2店目となるホールを開業。それから55年。店名に冠した「GOGO」は、新たなスタートを切る意味も込められている。既存の建物を改装して1店舗に統一した店内は、『MJ天神Ⅰ』があったフロアが総台数207台のパチンココーナーに、『MJ天神Ⅱ』があった1階と地下フロアが359台のパチスロコーナーになった。
1階パチスロフロアの有人カウンターに隣接して設けたセルフカウンター
──店内3カ所にセルフPOS設置
名に冠した「GOGO」は、新たなスタートを切る意味も込められている。
1階にはジャグラーを136台設置して賑わいを見せる。地下はスマスロがメインでメダル機を1列配した。店長を務める松本幸太郎次長は店舗づくりの狙いをこう語る。「以前は店舗や設備も古く、お客様にご不便を掛けてましたので、『ゆとり』と『快適さ』を重視しました。天神は九州中から人が集まってくる場所。いろんな世代の方々へ『ちょっとした心遣い』が出来るお店を目指しました」
繁華街型ホールでは省スペースを実現する設備機器が欠かせない。そこでグランドオープンにあたって白羽の矢が立ったのが、グローリーナスカが販売を開始したばかりの賞品保管機『JK‐C500』だった。この『JK‐C500』とグローリーナスカのセルフPOSシステムをパッケージにしたコンパクトなセルフカウンターをパチンコフロアと1階パチスロフロア、地下パチスロフロアの3カ所に設置した。
種類の異なる賞品が重ねて払い出されるので取り忘れが少ない
現金精算用のスタンドアローンのカード精算機も2カ所に設置
こうした店舗レイアウトを可能にしたのが、従来のカウンター型賞品保管機の3分の1ほどの幅になった『JKC500』のコンパクトな設計だ。カウンター型賞品保管機では15個の払出口から賞品を投出するスタイルだったが、『JK‐C500』ではそれを5個にして1つの払出口から異なる種類の賞品を重ねて投出することで、ユーザーの取り忘れを少なくする仕組みとなっている。それでも賞品の取り忘れが発生した場合には、機内に取り込みお客様同士のトラブルを防ぐ。また、内部には払い出し部が3ブロックあり、1ブロックが故障しても他のブロックで運用をカバーできる
──オープン後の運用もスムーズに
賞品をカセットごと補充できるので締め作業時間が大幅に削減
松本次長がとくに助かっているのが、営業終了後にスタッフが在庫賞品を数える作業を省き、 賞品保管機に賞品を残したまま翌日の営業を迎えることができる残置運用機能だ。
「古い保管機では、一度賞品を出して賞品数を数えないと数値のズレが生じる危険性がありましたが、いまではその作業がなくなりました。閉店後の締め処理が速くできるようになり、作業時間短縮につながっています」
1階パチスロフロアのセルフカウンターの横には有人カウンターも設置しているが、ここは主にセルフ交換の方法を説明する役割を担う。だが九州各地から若年層ユーザーが集まってくる天神だけに、オープン後はセルフ交換もスムーズに受け入れられている。最近では韓国からの訪日客も1日100人以上来店するという同店。取材中にも、セルフPOSの使用方法を尋ねる韓国人カップルに女性スタッフがしっかりと対応する姿が見られた。
ファンでにぎわう1階のジャグラーコーナ
若年層ファンでにぎわうジャグラーコーナ
松本次長は今回の店舗づくりをこう振り返る。「スーパーなどでは一般的となったセルフカウンター。どの業界でもスタッフの役割は変化しています。作業から解放され、これからの時代に対応した店舗へ成長したいと思っています」