導入事例

遊技通信 2015年6月号 掲載

ICカードシステム「G8 EXSIM 各台メダル計数機」

顧客目線の設備でサービス強化/島端で台データをすべて公開

ホール情報:
ひばり吉塚店 様(福岡市博多区)店舗ウェブサイト
 福岡、佐賀、長崎、鹿児島でグループ展開するヒラオカコーポレーション(本社・福岡県福岡市)は4月25日、福岡市博多区のJR吉塚駅至近に14店舗目となる「ひばり吉塚店」を新規オープンした。
ひばり吉塚店 様(福岡市博多区)
パチスロコーナーには各所にR島を採用してアクセントをつけている。店外からみえる回転式の球体オブジェも印象的

▲ パチスロコーナーには各所にR島を採用してアクセントをつけている。店外からみえる回転式の球体オブジェも印象的

 ヒラオカコーポレーションの14店舗目としてオープンした「ひばり吉塚店」では、プリペイドシステムにグローリーナスカのICカードシステム「G8EXSIM」を採用。パチンコ160台には各台計数CRユニット、パチスロ125台にも各台メダル計数機を導入し、285台の設置台すべてを各台計数対応にした。同社では経営14店舗のうち12店舗で各台計数ユニットを導入しているが、各台メダル計数機の導入はグループ店舗で初の試みとなる。

 「お客様の表情やしぐさから望まれている応対をスタッフが感じとって先に動く『先読みの接客』を徹底させることで、ソフト面の強化を図りたかったのが大きな狙い。手補給やメダル計数など呼び出し対応に追われていると、おもてなしの部分が疎かになる。パチスロコーナーでもスタッフの作業的な負担を徹底的に軽減することで、お客様をみた接客に集中できる労働環境にしたかった」と話すのは、同社営業推進部の平江賢司部長だ。

 福岡エリア全体をみても各台メダル計数機の導入店はそれほどなく、まして各台メダル計数機の導入前提となるメダル自動補給システムも、同店のパチスロ数 規模で導入されるのは比較的希なケースといえる。

「G8 EXSIM 各台メダル計数機」をパチスロ全125台に導入し、店内全台を各台計数対応にした。カード1枚で台移動ができる遊技客側のメリットに加え、手補給やメダル計数対応に追われずに済むスタッフ環境も実現させている

▲ 「G8 EXSIM 各台メダル計数機」をパチスロ全125台に導入し、店内全台を各台計数対応にした。カード1枚で台移動ができる遊技客側のメリットに加え、手補給やメダル計数対応に追われずに済むスタッフ環境も実現させている

 それでも導入に踏み切ったのは、接客の強化を最重要視する同社の方針にほかならないが、その背景には深刻化するホールの人手不足もあるようだ。

「若者のパチンコ離れと同様に、働く場として業界に向けられる関心も低い。今後ますます労働力の確保が難しくなることが予想されるので、それを見越したのもある。一見するとこの台数規模で過剰な投資だと思われるかもしれないが、様々な面でのランニングコストの低減を視野に入れている」(平江部長)。イニシャルコストを重視するよりも長期的な視点からトータルでローコストオペレーションを考える時期に来ているという。

景品カウンタには、グローリーナスカの「賞品管理ターミナル」を採用。大画面の客側モニタは来店客とのコミュニケーションツールになっている

▲ 景品カウンタには、グローリーナスカの「賞品管理ターミナル」を採用。大画面の客側モニタは来店客とのコミュニケーションツールになっている

パチンココーナー160台全台に「G8 EXSIM 各台計数CRユニット」を採用

▲ パチンココーナー160台全台に「G8 EXSIM 各台計数CRユニット」を採用

 同店が立地する吉塚駅周辺はマンションが建ち並ぶ住宅街だが、昔ながらのアーケード商店街もあり、地元住民の年齢層は幅広い。同店では駐車場も備えているが、遊技客のほとんどが徒歩や自転車で来店する。昼間は商店街の人たちなど地元の年配層、夕方から30代を中心としたサラリーマン客がメイン層になり、昼夜で客層が入れ替わるという。駅周辺に競合店がないのも同店の特徴。近接する競合がない上に車圏内でも競合の影響を大きく受けない立地のため、現時点ではエリア客の特性を日々把握しながら、地域に合った接客スタイルを手探りしている状況にあるようだ。

 とりわけ各台メダル計数機は地元客にとって初めての設備となるため、やはり年配客が使いこなせるかどうか当初から大きな懸念があったが、「年配のお客様でも当たり前のように使っている。オープン前に説明のためのロールプレイングを繰り返してきたものの、使い方の説明を求めるお客様も少ない」(平江部長)。各台計数のメリットである端数合わせも年配客にみられるなど幅広い客層に受け入れられているという。また、セキュリティ面でもメダルの持ち込みなどはない。「G8EXSIM」各台計数機搭載メダル貸機の誤差メダル検知機能にも興味を寄せている。

 「店舗の周辺には一人住まいの高齢者も多く、そうした方たちは足がないのでどうしても行動範囲が狭くなる。昔はパチンコを打っていたが今は打たなくなっている方も多いと思う。地元に通えるホールができたからパチンコを始めてみようと思ってもらえるように、当面はスリープユーザーの掘り起こしに力を入れていきたい」と平江部長。玉箱やメダル箱を持たずにカード1枚で台移動できる各台計数の利便性は、特に年配客に最適だが、同店ではパチスロでも同じサービスが提供できる。年配層に優しい環境をアピールすることでその命題に取り組みたいとしている。また、各台計数は省人化も可能にするが、店側都合でなく顧客目線を重視している同店では、極端に人員を減らすことなくサービス品質が維持できるスタッフ数を配置。余裕を持った接客ができるため、積極的な声掛けなど接客の向上に手応えを感じているという。

平江賢司営業推進部長

店舗データ
所在地■福岡市博多区吉塚2丁目1番2号
総台数■パチンコ 160台 / スロット 125台

 「愛される人づくり」を企業理念にしている同社では、グループ全店で店外清掃活動を行うなど地域貢献にも力を入れている。すでに同店の店外清掃活動では地元住民から声掛けされることもあるという。地域住民とのふれ合いを重視しながら、各台計数の全台対応による「先読みの接客」の徹底でワンランク上のおもてなしを提供していく意向だ。

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